ドリブルで抜くことのまとめ
ここまでドリブルで相手を抜くことについて見た。
抜くためにサイドを変えて逆を取る方法が用いられることがある。
1の方向に振って2の方向に抜く、もしくはその逆である。
以前ドリブルの基本として、その前に浮いた状態、ニュートラルな状態が存在することを見た。
ニュートラルとは例えば次のような状態である。
その状態を0で表せば、ドリブルのイメージは次のようになる。
今回、同じサイドでの変化が重要であることを見た。
同じサイドでの変化とは2から3への変化を指す。
この全ての要素を含むプレーは以下のようである。
0
1
2
3
最初にニュートラルを経由し、その後3つの方向に変化する。
しかし常にこれら全ての要素が存在するわけでない。
次のものは0、すなわちニュートラルな状態が存在しない。
1
2
3
方向の変化は以下の3つである。
要素としては、最初のニュートラルな部分を欠いている。
またニュートラルな部分が存在するものの、逆サイドへのフェイントが欠けているものもある。
0
2
3
0から2の間で逆側へのフェイントは見られない。
以前見たように、2で予想されるボールの進路と3の実際の進路は異なる。
全体として次のように表される。
さらには2と3を主要とするものもある。
2
3
ニュートラルな状態は存在しない。
逆サイドへの明確なフェイントも存在しない。
2と3の変化を主として抜いている。
これらからドリブルではサイドを変えるだけでなく、同サイドの変化が重要になることがわかる。
また最後の2つに見られるように、同サイドの変化を主として相手を抜くことは可能である。
これはドリブルにおいて重要な認識だと考えられる。
この2、3変換が行われた場合、守備は特徴的な反応を示す。
次にこの点について見る。
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。