空中にあるボールのコントロール 簡単なまとめ
ここまで見たように、コントロールとは非常に受動性の高い技術である。
それはボールが空中にあっても、地面近くにあっても変わらない。
足でボールを正確にコントロールするには、末端の部分の変形が重要である。
変形の種類には以下のようなものがある。
爪先部分の変形
足首の伸展
また足首から先の左右への変形も重要だと考えられる。
外側への変形
内側への変形
これらの変形に加えて膝から下などのより大きな部分がボールに押される、もしくは弾かれるように後退する作用も重要になる。
これらが機能するには、関係する筋肉を緊張から開放することが重要であると考えられる。
一方で足を引くなどの操作は、上で見た変形や動きを邪魔する可能性が高い。
例えば膝から下を引こうと思えば、それに関わる部分に力を入れざるをえない。
力を入れることは筋肉の緊張を生む。
筋肉が緊張すれば上記の効果を十分に利用することはできない。
つまり操作と脱力は矛盾する。
このことは育成において重要であると考えられる。
最初に引いて止めることを選手に教えると、受動的なコントロールが下手になる、もしくはそれを習得する場合に悪い癖が残る可能性が高い。
同様のことは地面に近いボールのコントロールにおいても見られた。
次はロングボールを地面に挟むようにコントロールする例を見る。
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。