止まる動作と止まらない動作の比較2
前回は縦の動きによるコントロールを見た。
ここでは、同じようなボールに対する横の動きでのコントロールを見る。
以前に次のようなトラップを見た。
これの膝から下の動きを追う。
線を拡大する。
黄色が前段階、赤が接触直前、濃い青が接触直後、水色が接地に向けた動きである。
順次引かれる様子が見える。
これを前回見た動きと比較する。
右が今回見た横の動きであり、左が前回見た縦の動きである。
違いをはっきりさせるため、最初の3段階を取り出す。
特に傾きの変化において、全く異なることを見ることができる。
実際の動作比較は次のようである。
この図はコントロールの下手な選手と上手な選手の差を明快に示している。
ごく単純に考えると、縦方向の動きで横からくるボールを緩衝できるとは思われない。
しかしこれまでに見た受動的に接触面が後退する効果、及び逆回転を考えることで理解されうる。
横から来るボールと縦に動く足が接触する。
ボールと当たることにより首から先は外へ旋回し、全体的にも外側へ動く。
これにより横方向の緩衝が起こる。
また表面の摩擦によりボールに逆回転がかけられる。
上から下に叩かれたボールは地面に跳ねる。
逆回転の効果により遠くには行かず、地面の緩衝効果により反発が抑えられる。
これまでに見たメカニズムの複合により、縦の動きで横方向に動くボールをコントロールすることができるものと考えられる。
今まで地面に近いボール、高いボール、やや浮いたボールについてコントロール法を見てきた。
次回はそれらに共通する点を取り出し、コントロールの全体像についてまとめる。
無題
個人的にサッカーがうまいか下手かを見極める最初の材料がトラップだと思っている。
よく使われている言葉を使えば、ボールを吸いつくように「ピタッ」と止めるのが上手い。
こうして論理的にそのうまさをひも解くと、止め方の違いだけでなくその姿勢も重要であるのがよく理解できた。是非参考にしたいです!!
余談ですが現役の選手で特にトラップがうまい選手は誰だと思いますか?自分はイニエスタだと思ってます。歴代ではジダンですが。
2011/11/15 20:38 - TM
待望の浮き球の記事
いつもこちらの記事にはお世話になってます。
グラウンダーのトラップの特集を読んだ頃から、浮き球の特集が出るのを待てずに、
自分なりに浮き球のトラップについて試行錯誤してきましたので、それと比較しながら読んでいます。
自分がの出した回答は、以下の2つを状況で選ぶことでした。
①下に下ろすバージョン
グラウンダーと同じくボールの北半球に足を下ろし、バックスピンをかけつつ下にたたく。
なるべく走る動きを止めずに、走る動きの中で体が浮いているタイミングから次に足が接地するタイミングにかけてトラップする。
②上に上げるバージョン
体の力を抜いて反射角度が上に行くようにしてトラップ。
わりと蹴球計画さまの回答と近くて安心しました。
違う部分は①に関していうと、フィーゴやバレロンの例のように、蹴球計画様のは、体が浮いている頂点でトラップしているように見えること。
私は降りているときに触るせいか、あまり足首の柔軟性が使えている感じがせず、ボールの当たり所によっては結構はずみます。
また、バレロンとマケレレの例のように、ジャンプの上下の動きで、接触を跳ね返すというのは思いつきませんでした。ちょっと試してみようと思います。
②については、ジダンのインサイドトラップの例で見るように、②においてもジャンプによって脱力する、という考え方はありませんでした。
今後の練習の参考にさせていただきます。
これからも有用な記事をよろしくお願いします。
現在は、メッシはなぜあれほど自然な走りと近いスピードで細かいタッチのドリブルができるのかに執着しています。
普通はスピードをあげようとすると、相当気を使わないとボールの押し出しが遠くに行ってしまうのに、不思議でなりません。
そちらについてお考えがあれば是非、新記事をお願いします。
2011/11/19 20:49 - もんぐり
個人的にサッカーがうまいか下手かを見極める最初の材料がトラップだと思っている。
よく使われている言葉を使えば、ボールを吸いつくように「ピタッ」と止めるのが上手い。
こうして論理的にそのうまさをひも解くと、止め方の違いだけでなくその姿勢も重要であるのがよく理解できた。是非参考にしたいです!!
余談ですが現役の選手で特にトラップがうまい選手は誰だと思いますか?自分はイニエスタだと思ってます。歴代ではジダンですが。
2011/11/15 20:38 - TM
待望の浮き球の記事
いつもこちらの記事にはお世話になってます。
グラウンダーのトラップの特集を読んだ頃から、浮き球の特集が出るのを待てずに、
自分なりに浮き球のトラップについて試行錯誤してきましたので、それと比較しながら読んでいます。
自分がの出した回答は、以下の2つを状況で選ぶことでした。
①下に下ろすバージョン
グラウンダーと同じくボールの北半球に足を下ろし、バックスピンをかけつつ下にたたく。
なるべく走る動きを止めずに、走る動きの中で体が浮いているタイミングから次に足が接地するタイミングにかけてトラップする。
②上に上げるバージョン
体の力を抜いて反射角度が上に行くようにしてトラップ。
わりと蹴球計画さまの回答と近くて安心しました。
違う部分は①に関していうと、フィーゴやバレロンの例のように、蹴球計画様のは、体が浮いている頂点でトラップしているように見えること。
私は降りているときに触るせいか、あまり足首の柔軟性が使えている感じがせず、ボールの当たり所によっては結構はずみます。
また、バレロンとマケレレの例のように、ジャンプの上下の動きで、接触を跳ね返すというのは思いつきませんでした。ちょっと試してみようと思います。
②については、ジダンのインサイドトラップの例で見るように、②においてもジャンプによって脱力する、という考え方はありませんでした。
今後の練習の参考にさせていただきます。
これからも有用な記事をよろしくお願いします。
現在は、メッシはなぜあれほど自然な走りと近いスピードで細かいタッチのドリブルができるのかに執着しています。
普通はスピードをあげようとすると、相当気を使わないとボールの押し出しが遠くに行ってしまうのに、不思議でなりません。
そちらについてお考えがあれば是非、新記事をお願いします。
2011/11/19 20:49 - もんぐり
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。