ドリブルで抜くことのまとめ


ここまでドリブルで相手を抜くことについて見た。

抜くためにサイドを変えて逆を取る方法が用いられることがある。

1の方向に振って2の方向に抜く、もしくはその逆である。

以前ドリブルの基本として、その前に浮いた状態、ニュートラルな状態が存在することを見た。

ニュートラルとは例えば次のような状態である。
dnsin_0397.jpg
dnsin_0699.jpg

その状態を0で表せば、ドリブルのイメージは次のようになる。

今回、同じサイドでの変化が重要であることを見た。

同じサイドでの変化とは2から3への変化を指す。

この全ての要素を含むプレーは以下のようである。


0
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1
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2
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3
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最初にニュートラルを経由し、その後3つの方向に変化する。
dndsy_047.jpg
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しかし常にこれら全ての要素が存在するわけでない。
次のものは0、すなわちニュートラルな状態が存在しない。


1
dnsin_0739.jpg
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2
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3
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方向の変化は以下の3つである。
dndsy_045.jpg

要素としては、最初のニュートラルな部分を欠いている。

またニュートラルな部分が存在するものの、逆サイドへのフェイントが欠けているものもある。



0
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2
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dnsin_0404.jpg

3
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0から2の間で逆側へのフェイントは見られない。

以前見たように、2で予想されるボールの進路と3の実際の進路は異なる。
dndsy_049.jpg

全体として次のように表される。

さらには2と3を主要とするものもある。



2
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3
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ニュートラルな状態は存在しない。
逆サイドへの明確なフェイントも存在しない。

2と3の変化を主として抜いている。

これらからドリブルではサイドを変えるだけでなく、同サイドの変化が重要になることがわかる。

また最後の2つに見られるように、同サイドの変化を主として相手を抜くことは可能である。

これはドリブルにおいて重要な認識だと考えられる。
この2、3変換が行われた場合、守備は特徴的な反応を示す。

次にこの点について見る。


【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら

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