コントロールの全体 緊張の緩和
前回は、コントロールにおいて体を浮かせる動作が多く使われることを見た。
浮くことはいくつかの効果をもたらす。
ここでは緊張の緩和を生むことについて見る。
コントロールにおいて、接触面が受動的に変形することは極めて重要であった。
足先が外にねじれる動きが見られる。
この動きは強い緩衝作用を持っている。
類似した動きは他のコントロールでも見られた。
(画像出展:www.youtube.com/watch?v=ir2voHcPvbU ※非公開 Zinedine ZIDANE trapping compilation - christinayan - 1:30~)
様々な状況で縦方向、横方向への接触部分の変形が見られる。
このような変形がおこるためには、接触部分周囲の筋肉に緊張が存在しない方が良い。
浮く動作はその目的に適している。
一般に人間は緊張をほぐす時に軽く跳ねる。
これは浮いて落ちることが、筋肉の緊張を緩和するためであると考えられる。
浮くことにより緊張が緩和され、接触部分が開放された状態になる。
そこにボールが当たることにより、受動的な変形がよく引き起こされる。
これはボールコントロールに大きく寄与する。
次に浮くことにより、体全体の移動が可能になる点を見る。
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。