楔型、弓型、インステップキック まとめ
動作
縦に潰れるように踏み込み、地面からの反発を利用して蹴る。
重心が楔型に動く。
利点
歩行からの接続が自然である
短時間に大きな力を発揮できる
小さな動きで打つことができる
小さなスペースから打つことができる
シュートにタイミングを合わせづらい
地表面の影響を受けにくい
無回転で蹴りやすい
伸張反射を利用しやすい
小さな動きで、強いボールを蹴る目的に適している。
弓型のインステップキック
上半身、下半身で弓状に反り、筋肉を長く引っ張ることで蹴る。
小さな最大の力で強いボールを蹴ることができる
フェイント動作に適している
動作のコントロールに向く
モーションが大きくフェイントに適している。蹴るまでの動作が大きく時間がかかることを利用して、その間にキック面を変える、蹴り足の角度を変えるなど、動きに修正を加える目的に適している。
この2つは蹴り方、モーション、メカニズムが完全に異なる。
したがって同じインステップとせず個別に扱う必要がある。
終わりに
楔型の例として重要な資料となったバルボ、エウゼビオを取り扱うことができたのは” Balbo Balbo Balbo! 選手名鑑-バルボ ”の次の一文がきっかけだった。
「この頃日本の中田英寿とチームメイトであったが、中田によるとバルボはボールを蹴る際に軸足をボールよりかなり前に踏み込むことで、非常に強烈なキックをしていたと絶賛し参考にしていたと後に語っている。」
エウゼビオと釜本にも同種の逸話があることを思い出し、バルボとエウゼビオが楔型で蹴っていたのではないかという疑問が論を進めるきっかけとなった。
サイト作成者様に感謝いたします。
また参考にさせていただいたサイト、ページ、書籍の作成者様に感謝いたします。
最後になりましたが、この文が、よりサッカーを楽しまれるきっかけになれば幸いです。
— 参考サイト、文献 —
・ためになる用語集、プライオメトリックトレーニング (Plyometric Training) ※リンク切れ
・Ossa Pedis(足の骨、足骨) ※リンク切れ
・Balbo Balbo Balbo!選手名鑑-バルボ ※リンク切れ
・PROFESSIONAL 勝者の条件、ドゥンガ、1998、経済界(書籍)
・Abel Balbo goal ※リンク切れ
・Depor 1 - Getafe 0 ※リンク切れ
・Juninho, Free kick Master ※リンク切れ