ステップサイド表 有効範囲


これは「キーパーと一対一、インステップからインサイド、まとめ」の続きである。

以前、インステップでニアサイドに蹴る踏み込みから軸足を外に開き、インサイドでファーサイドに蹴る技術について見た。

これをステップサイドの表と呼ぶ。
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赤い矢印がフェイントの方向、白い矢印が実際のシュートコースである。
この有効範囲について考える。

蹴り方の特徴から体の正面に対して、90度に近い方向に飛ぶ。
体の正面方向に蹴るほど、蹴り足を大きく捻る必要がありコントロールが難しくなる。

シュートを決める逆サイドネットのある点を中心とし、半径をペナルティーエリアの縦として円を考えその4分の1を取る。

この時、接線方向に体の正面を向ければ、シュートを決める点がちょうど90度方向に来る。
しかし現実には90度よりも小さい角度で飛ぶ。

このため、体の正面をやや内側に向ける必要がある。

様々な点におけるシュートを決めやすい体の向きは、下のようになる。

半径をゴールエリアの遠い角に取った円を考える。

2つを重ねる。

不要な部分を落とす。

これがおおよその有効範囲である。

ただしその境界線は厳密なものではなく、その外側へ染み出している。

薄いピンクで塗られた部分が染み出しを表している。
どこまで染み出すかを厳密に定めることはできない。

上は左足で蹴る場合である。

右足で蹴る場合を見るため反転させる。

上記2つの図で示される部分が理論から見た有効範囲である。

これを現実と比べる。

軸足を外にひらき足の内側で打つことにより、決められたシュートを見る。


イブラヒモビッチ
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カカー
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水野
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(水野の画像はwww.youtube.com/watch?v=ClLXaUjud-Mによる。) ※リンク切れ

水野のものはインステップによるフェイントが入っていない。その詳細なフォームは文末に譲る。

それぞれのシュートで動いた方向、もしくは体の向きを矢印で表すと下のようになる。

これを有効範囲の図と重ね合わせる。

理論と現実がほどよく一致している。

シュートイメージの基礎として採用してよい可能性が高い。

今後より多くのサンプルによる検証が必要である。
また動きの方向に関しては目分量であるので、これが正確に検証される必要もある。



水野のシュートフォーム

画像はwww.youtube.com/watch?v=ClLXaUjud-Mによる。 ※リンク切れ

ここで体が外を向いているのは縦にほぼ真っ直ぐ走る状態から、ディフェンダーに右肩をつかまれたためである。
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【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら

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