石川 慧 / 一森 純(G大阪)
両者ともに東口不在を感じさせないような高いパフォーマンスを見せ、前半戦を支えた。東口と同様で、何か不思議な力が働いているのかと思うセーブシーン多数
DF
三竿 健斗(鹿島)
チームとしても個人としても不本意なCB起用だったかもしれないが、ピンチの局面で彼が止めた回数は数えきれないくらいあった。彼がいなければ前半戦にあれだけの勝点は取れなかったのではないかと思う
鳥海 晃司(C大阪)
ヨニッチ×西尾のコンビで盤石かと思いきや、西尾が少し席を外したタイミングでポジションを奪取。J1のアタッカーを相手にしても安心して見られるレベルまで成長したのは印象的だった
原田 亘(鳥栖)
今季のサプライズの1人と言っていい。J3から一気にJ1へ個人昇格した初年度でJ1リーグ2000分のプレータイムを記録。鳥栖のスタイルに合った攻撃への関わり方のうまさと対人の強さが目を見張った
舘 幸希(湘南)
対人スキルが抜群。173cmとCBとしては小柄だが、外国籍選手にも当たり負けしない体幹の強さと、自分の間合いへの詰め方、最後にブロックに出てくる危機察知などで存在感があった
MF
東 慶悟(FC東京)
序盤は出番がなく苦しんだが、後半戦はアンカーとして新境地を確立。試合を重ねるごとにインターセプトの感覚が研ぎ澄まされていき、新しい自分を見つけるシーズンになったのではないか
松木 玖生(FC東京)
すみません、ここまでやるとは思いませんでした。最初から最後までバリバリの主力で、先輩も顔負けのフィジカル能力と戦術理解度の高さを披露
最近はユース卒で1年目からそこそこやる選手も増えているが、高体連出身のルーキーがJ1でこれだけやったことはもっともっと評価されていいと思う
鈴木 徳真(C大阪)
最初は原川の離脱に伴って代役としてチャンスを得た形だったが、原川に勝るとも劣らない活躍で欠かせない存在に
鳥海と同じように、主力が抜けたときに出てきた選手たちの質が今季のセレッソの好調を支えたと言えるが、その最たる例が鈴木だったと思う
FW
大迫 勇也(神戸)
なかなかコンディションが上がらず満足に出場できない期間も長かったが、プレッシャーが掛かるゲームでの得点、決勝点の多さはさすがの一言。吉田監督も試合後インタビューで「半端ないっすね」と言ってました
松尾 佑介(浦和)
純粋なFWが少なかった浦和の編成事情の中で、彼がトップで起用されてから成績が上向き始めた印象がある。三竿と同様でこちらもある種不本意だったかもしれないが、チームの根幹を支えたという点において評価されるべきかなと思った
明本 考浩(浦和)
(そのポジションがいいか迷いましたが、全体のバランスでここに入れました)こちらも浦和の編成事情に絡む話で少し被るが、FWからSBまでこなす上にどのポジションにおいても平均点以上が保証され、
先発でも途中からでもちゃんと計算できるプレーをしてくれるのは本当にありがたい存在。90分間の中で何度もポジション変更が行われたあの試合は数年前のミルナーを思い出した
クラブ
サガン鳥栖
昨季に続き、多くの主力の移籍、他クラブとの戦力格差、川井監督のJ1初挑戦など、不安要素をたくさん抱えながら、降格が一度もちらつかないどころか前半戦は上位争いまで演じた
くすぶっていた選手を見事に再生させたことも含め、鳥栖のブランド価値をさらに高める大きな1年だったように感じた
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