イニエスタの正対
ここではインサイドでパスを出す例を見る。
完全に正対した状態から、いわゆるインサイド裏でパスをしている。
次は一度アウトで切り返してインサイドで蹴る例である。
Irl 31分18秒
次も同様である。
cro 52分17秒
ここではカウンターから正対が用いられている。
カウンターといえば、なるべく早くスペースに走るイメージが一般的だと考えられる。
しかしここでは自ら正対することで、左右へのオプションを保ったまま味方を待つ様子が見られる。
以上から次のようなことがわかる。
イニエスタは自ら正対を行い正対を通してプレーしている。
正対の後、パス、ドリブル、両方の選択肢がある。
パスはアウト、イン、両方を用いる。
前向き後ろ向きに関係なく正対を行う。
カウンターにおいても正対を用いる。
次回はスラロームと正対の関係を見る。
(参考:スラロームの導入)