イニエスタにおけるスラロームと正対の接続
前回はイニエスタの正対からのプレーを見た。
ここではスラロームと正対の関係を見る。
以前、スラロームは正対と関連付けて初めて本当に意味があることを見た。
(参考:横を向きながらの移動、スラロームの導入)
次のものは最初にスラロームを行い、その後正対に移っている。
横を向いた状態でコントロールを行う。
ボールを縦に弾きそのまま前に抜ける。
この行動自体は、コントロールからのスラロームである。
その後、正対から一番左端の守備者を中央方向に押し込んでいる。
スラロームから正対への変化が見られる。
次も同様である。
cro 77分18秒
最初の相手を抜く際、体の正面は相手を向いていない。
またボールを相手に向かって動かす動作も見られない。
これはスラロームに分類される。
その後、抜いた相手の前を横切り次の守備者に向かう。
はっきりとした正対状態からパスを出す。
スラロームから正対への移行が見られる。
次も同様である。
final 25分20秒
パスを受けて二人の間を抜ける。
これはスラロームである。
その後、中央の守備者に向かう。
ここでもスラロームから正対への移行が見られる。
以前にも見たように、スラロームは正対と組み合わせて初めて意味がある。
イニエスタのプレーは、その実例となっている。
次回は浮くことについて見る。
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。