2008/06/20 ユーロ2008 準々決勝
トルコ 1-1(PK 3-1) クロアチア
監督 ファティ・テリム
フォーメーション 1-4-1-4-1
「大熱戦はPKの末、トルコの勝利」
「非常に面白く、かつ興味深い試合であった」
「0-0のままずっと進んで119分にクロアチアが先制、121分にトルコが同点に追いついた」
「なんとまあ」
「恐ろしい試合であることか」
「先発はこう」
「トルコは1-4-1-4-1のような形をしている」
「ポーランド対クロアチアで見たように中盤のスペースを消し、特にモドリッチを自由にしない意味がある」
「それでもやられてたけどな」
「特に19分にオリッチのシュートが、バーを叩いたシーンなんかがそうやな」
「あの時のクロアチアの攻撃は、非常に美しかった」
「それはあとでたっぷり鑑賞することにしてや」
「この試合、クロアチアは守備であまりプレスをかけていかなかった」
「意外ではあったが、トルコに全くチャンスを与えなかった」
「監督の判断は正しかったということやな」
「シュートのデータは下のようになる」
「毎度おなじみUEFAの図(※リンク切れ)」
「便利なことこの上ない」
「スペインリーグでも同じことをやって欲しいぐらいやな」
「それはさておき、赤いトルコのシュートでエリア内のものは4本ある」
「クロアチアに比べて少ない」
「それだけでなく、その4本は1本が88分のもので残りは全部延長に入ってからのものなんや」
「つまり、90分の中では非常に良く抑えたと」
「そうなる」
「この試合、劣勢のトルコは実によく我慢していて勝負をかけたのは76分」
「フォワードのセミフ・シェンテュルクを投入して、フォワードを増やす」
「フォワードを増やした後も、無理に勝ちに行くような手は打たなかった」
「チェコ戦では、無理やり対称性を壊してでも点を取りに行ってたのにな」
「同点だから危険をおかさないというのもあるが、とにかく我慢に我慢を重ねて時を待った」
「しかし延長終了間際の119分に失点」
「これはあかんと誰もが思った延長ロスタイム」
「クロアチアのオフサイドから、キーパーが間接フリーキック」
「ペナルティーエリアぎりぎりに蹴り込んだボールが競り合いからこぼれ、セミフ・シェンテュルクがボレーシュートを決めた」
「トルコベンチは歓喜の渦」
「そのプレーを詳しく見てみようと思う」
「よかろう」
「キーパーがロングキック」
「この時、赤いユニフォームの4番が見える」
「これはトルコセンターバックのギョクハン・ザンで、パワープレーのために前線に上がっている」
「次にボールが落ちてくるわけだがこの時、右から赤い選手が入ってくる」
「その選手が競り合う手前でジャンプ」
「これがクリアを難しくさせ、ボールが右にこぼれる」
「それをセミフがシュート」
「ディフェンスに跳ねたボールがネットを揺らした」
「またもやイスタンブールは大爆発」
「ではあるがだ」
「どうした」
「クロアチアの側としてはこれを防ぎたかった」
「当たり前やな」
「そこで次に、これを防ぐ手段があったか否かを考えようと思うわけや」
「ふむ」
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「なぜ分ける」
「個人技術にかかわることやから、分けておきたいんや」
「さよか」
「続きは」