2008/02/20 UEFAチャンピオンズリーグ Knockout Phase 1st
アーセナル 0-0 ミラン
監督 アーセン・ベンゲル
フォーメーション 1-4-4-1-1
先発
構造
6分にコロ・トゥレが負傷し、センデロスと交代した。
アーセナルは守備を重視した。特にフレブは常にピレスを意識して動いていた。
この代償として前線でアデバヨールが孤立した。このため前半は攻めに力を欠いた。
ミランではオッドとカラーゼに良くないパスが目立った。ネスタは狙いの良いパスを試みるがコースを読まれやすい。
前半はアーセナルが引いて守ったため、ここで自由にパスを回すことができた。
しかし能力不足によりボールを失う場面が目立った。ここが改善されれば中盤より前方の力が発揮される。
セードルフはいわゆる奇兵として動いた。ゾーンの間を変えながら動き守備を混乱させた。
パトは最前線でプレーした。
ボールキープに強みを見せたが、ラインの裏でボールを受けることができなかった。
後半開始
アーセナルはフレブの動きを大きく変えた。
ピルロのマークよりも中盤の裏、ディフェンスラインの前でボールを受けることを重視した。
これによりアーセナルの攻めは劇的に改善された。
また、50分のネスタの負傷退場も攻撃を後押しした。
マルディーニでは、アデバヨールのスピードについていくことができなかった。
65分まではアーセナルが有利だった。しかし70分前後からミランが再びペースを握った。
これは相手の変化に慣れたためである。
85分:
ミランが一度ペースを握った後、スペースを空けた攻め合いになった。
ミランはベテランが多くスタミナに問題がある。
アーセナルが前半を固く、戦った主たる目的はそれを突くためである。
ミランは85分にエメルソンを入れ中盤の前のスペースを押さえた。
この流れは昨年のマンチェスター・ユナイテッド戦と酷似している。
終了間際、アデバヨールがゴール前4mでフリーになった。
ウォルコットのクロスを頭で合わせたものの、シュートはバーを叩いた。
アーセナルは勝てる試合を引き分けた。
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。