陥りやすいシュートでの誤り3
ここでは裏変換について見る。
シュートの後、浮いている。
踏み込みを見る。
体、つま先を左に開きながら踏み込んでいる。
しかしシュートは右に飛ぶ。
いわゆる裏変換を意図している。
おそらくマイナスへのクロスを見せてキーパーを釣り、ニアを抜こうとしている。
しかしキーパーの動作を見ると釣られた様子はほとんどない。
キーパーが動かなければ、この場合ニアは抜きにくい。
この点を改善するためには、膝を一度内側に巻き込むと良い。
次の状態から膝を巻き込む。
その場合、足が全体的に内向きの軌道を取る。
体の開きと足の旋回、この両方がマイナスへのクロスを予想させる方向に動く。
この2つが揃うことで相手を釣る効果がより強まり、キーパーが動く可能性が高まる。
この点は以前に見た裏変換で見られる。
(画像出展:www.youtube.com/watch?v=jFix0zl_IfI ※リンク切れ A good goal is… from a good trap (football goals compilation) part 2 - christinayan - 3:20)
最初、体が左へ開く。
その後、ボールを蹴る足も同方向へ動く。
ここから巻き込んだ膝を一気に跳ね上げる。
これによりキーパーは完全に逆を取られる。
膝を巻き込む動作はフェイント動作の一部として機能する。
このため膝を開いた動作と比べて、より強く相手の予測を狂わせる効果を生む。
相手の予測が狂えばシュートは入りやすい。
その意味において、巻き戻しを用いる動作の方がよりシュートとして正しい。
足を真っ直ぐに振る意識だけでは、そこに到達することはできない。
ここまで見たことをまとめれば、上に伸びる動作と膝を跳ね上げる動作を複合させたシュートこそが正しい基本のシュート動作であると言える。
次は巻いて蹴るシュートについて見る。
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。