地面を利用したコントロール 足の裏、三回衝突
ここでは足の裏を用いた同様の例を見る。
足の部分の拡大図は以下のようである。
ボールは地面、足、地面の順で衝突している。
一般的に物は、何かに衝突するごとに勢いを失う。
このため衝突を何回も繰り返せばいずれ止まる。
例えばボールが地面に当たることにより、1/3しか跳ね返らないとする。
これは地面と二回衝突が起これば、理想的には1/9の高さになることを意味する。
足とボールの衝突では、より小さくしか跳ね返らないと考えられる。
なぜならばこのような衝突では靴底が上に反る効果などが存在するため、地面との衝突より緩衝作用が大きいと考えられるためである。
仮に足との衝突で1/5になるとすれば、3回の衝突で1/45になる。
1/45になれば、ほとんどのボールは高さ的にコントロールされたとみなしうる。
これに加えボールに対して上から下に向かって触れることは、自分方向への回転を生みやすい。
これがコントロールにおいて有利であることは、以前に見た通りである。
このように完全に挟むことなく、3回の衝突でコントロール可能であるとの認識を持つことは非常に重要である。