足の甲で上から下に切る、後方回転(トゥンジャイ)
正面からの拡大図を見る。
踏み込み
軸足が着地した時点を見る。
前回にあるように、軸足のつま先が正面より外に開いている。
また軸足側の半身、左半身に軽くもたれる動作が確認できる。
インパクト時点を見る。
開いた上体の中のアーチ、軸足とボールまでの大まかな距離が確認できる。
また、多少見難いが足首がほぼ伸びた状態であることも確認できる。
インサイドの部分は、やや前方を向いている。
これは蹴った後、足が少し上に返ったためだと考えられる。
フォロースルーにおいて蹴り足が軸足と交差する。
これは左半身を支えとして蹴り足を動かした証拠である。
蛇足ではあるが、これを「軸」とは表現しない方が良い。
軸であれば上半身がその周囲に回転するイメージになるが、見ての通りこれまでの流れにおいて上半身は開いた状態を保ちほとんど回転させない。
これまで見たセルヒオ・ラモス、イニエスタ、トゥンジャイの蹴り方は少しずつ異なる。
これは蹴る状況、出すパスの強さや距離、回転数が違う以上、仕方のないことである。
それぞれの異なる点ではなく共通点に目を向けてイメージを作ることが重要であり、上達につながると考えられる。