無回転と楔型インステップキック
メカニズムとして楔型の方が無回転で蹴りやすい。
楔型では縦に踏み込み前に足を抜く。このためインパクト前からの蹴り足の軌道がより直線的になる。
インパクトからボールを潰し、離れるまでまっすぐに蹴れば回転はかからない。
いわゆる無回転キックになる。
一方ボールを潰した段階で足の動きが斜めを向いている場合、回転がかかる。
弓型のインステップでは蹴り足が軸足を巻くように旋回する。
楔型と比較して回転がかかりやすくなる。
ただし後に見るように弓型でも無回転で蹴ることができる。
次に楔型による無回転キックの実例を見る。
クリスティアーノ・ロナウド、ポーツマス戦
以下のキックにおいて上体は常に前傾しておりキック後、上体と蹴り足が縦に折れる。
これは楔型の特徴である。
遠景
拡大
インパクト後、ボールがほとんど回転せずに飛ぶ様が見える。
ゴールに入る直前は、以下のようにゆるやかに回転している。
以下は蹴り足の膝から下が、インパクトにかけて真っ直ぐに出る様子を示している
次に楔型インステップのイメージとメカニズムを見る。