様々なインステップキックと楔型、弓型との関係
軸足方向に旋回しながら大きく反り、着地からの動作は縦へ動く。
弓型と楔型の複合的な動作を示す。
このような動きは、他の選手にも見られる。
弓型と楔型の複合(エウゼビオ)
上のポルティージョと同じく、軸足側に旋回しながら胸を反らし着地から縦に動く。
軸足側に旋回して蹴る場合、このような動きになりやすいと考えられる。
楔型でより軸足側へ蹴る(ディエゴ・ミリート)
体を立てた踏み込みは楔型を示している。
軸足のつま先を外に回し、蹴り足の膝を外側から入れることでより軸足側へ蹴っている。
弓型インステップ、縦旋回(フォルラン)
弓型では、蹴り足が軸足の周りを旋回するように動く。
このキックでは状態を横に寝かせることで、その旋回を縦方向に向ける。
下の形で踏み込んだ場合、地面からの力を利用した伸張反射をどれほど利用できるのか興味の持たれるところである。
弓型インステップ、縦旋回(ビクトル)
上のフォルランほど極端ではないが、上体が横になる様子が見える。
弓型による遠距離からのフリーキック(ジュニーニョ・ペルナンブカーノ)
(画像出展:www.youtube.com/watch?v=ryvACqRp5p4 ※リンク切れ Juninho, Free kick Master)
前に見たバラガンとよく似た弓型である。
(動画0分0秒)
弓型の変形によるフリーキック(ジュニーニョ・ペルナンブカーノ)
(動画1分54秒 )
手を大きく振り上げ胸を反らし、斜めに踏み込む様子は完全に弓型を示している。
しかしインパクト、フォロースルーの様子は非常に異なる。
インパクト
蹴り足が横を向き靴の底が地面を向いている。
フォロースルー
軸足が斜め前に飛ぶように動く。
ボールの下側から、おそらく親指につらなる骨に乗せるように蹴っている。
非常に珍しいインステップキックだと考えられる。
次回はインステップキックに関するまとめを見る。