J1の試合を実際に観て、自分が衝撃、驚き、感動を覚えた選手をピックアップしました。そういう意味で武藤嘉紀や中谷進之介など、その活躍が想定内だった選手は外しています
GK
野澤 大志ブランドン(FC東京)
昨季までは”与えられたポジション”という印象だったが、今季は波多野豪とのポジション争いを制し、”ちゃんと掴み取った”。まだまだ潜在能力、伸びしろがあるので来季への期待も込めて
DF
濃野 公人(鹿島)
開幕前から「やりそうだ」と聞いていたが、ここまでとは。攻め上がりのタイミングや位置取りもいいが、とにかくシュートがうまい。それにしても鹿島の右サイドバックの系譜は途切れませんね
昌子 源(町田)
満を持して復帰した鹿島で不遇をかこって、今季は背水の陣、不退転の覚悟で臨んでいることがヒシヒシと伝わってきた。欧州から復帰以降、下り坂に入りつつあったキャリアをV字回復させた
三國 ケネディエブス(名古屋)
キャンプで見たときは不安定で危うさが感じられたが、シーズンが開幕してしばらくした頃に観たら、自信が漲っていて、見違えるほど堂々とプレーをしていてびっくり。代表も狙えると思う
MF
渡邊 凌磨(浦和)
最悪に近いシーズンとなった浦和において数少ない光明。サイドバックに始まり、ウイング、トップ下、ボランチ、インサイドハーフとあらゆるポジションをこなした能力の高さはもちろん、
闘える選手だということも証明した
坂本 一彩(G大阪)
U-20日本代表時代から得点感覚に優れていたが、今季はトップ下を任され、プレーの幅が大きく広がった印象。シャドータイプの理想的な姿になりつつある
宮代 大聖(神戸)
3トップの背後から飛び込んでくるプレーは相手にとって脅威そのもの。センターフォワードやウイングの彼しか知らなかったので、インサイドハーフもこなせる能力の高さに脱帽
知念 慶(鹿島)
ボランチにコンバートされたことを聞いたときは「あーあ、監督の気まぐれで、かわいそうに…」と思ったが、ボール奪取力、推進力、ゲームを読む力…とそのプレーは本職を思わせるものがあった
ポポさんの慧眼に感服しました
FW
宇佐美 貴史(G大阪)
攻撃のアイデアや技術はもちろん、プレスバックなどの献身性やプレー強度も光り、32歳になって選手として一段ステージが上がった印象。それだけに終盤のケガは残念すぎる
ジャーメイン 良(磐田)
これまでその身体能力を得点につなげられなかったが、2節の川崎戦での4ゴールで一気に覚醒した印象。もし彼が負傷離脱していなかったら磐田は残留できていたんじゃないか、
と思えるくらい欠かせない選手に成長した。広島で迎える来季も楽しみ
鈴木 章斗(湘南)
泥臭さとダイナミックさを併せ持ち、外しても、外しても、臆せずゴールに向かい続けるメンタリティも好感が持てた。コンビを組んだ福田翔生とセットで選んであげたいところだが、
そういうわけにもいかず
監督
城福 浩(東京V)
J1日本人最年長監督ながら、そのテンションは衰え知らず。自身の熱量をチームに吹き込んで鼓舞しつつ、引き締めるところはしっかり引き締めるチームマネジメントはさすが
降格候補ナンバーワンだったチームを6位に導くのは簡単なことではない
クラブ
FC町田ゼルビア
旋風を巻き起こすどころかリーグの主役級の大躍進。良くも悪くも話題に尽きなかったが、プレー強度に関しては見ていて純粋に「すごい」と思わせるものがあった
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