2022マイベストイレブンということで、クラブから1人まで縛りで選んでみました!
非常に癖が出ているのと、そのままアルビレックス新潟を名乗ってもいいんじゃないかと思えるあたりが気に入ってます
GK
山口 瑠伊(水戸)
37節、序盤からチャンスを何度も作りながら嫌な予感がしていたのはこの男のせい。ポストギリギリでも抜群の反応で伊藤涼太郎のシュートを止めた瞬間(あ、今日はやばいかも)と思わされた
この試合に限らずちょっと彼の負担が大きそうに見えたものの、シュートを浴びるほど伸びていくGKもいるので(東口順昭を思い浮かべながら)今後にさらなる期待
DF
新井 直人(徳島)
オールマイティDF。20年にSBをやっていた頃は大外に開いてのプレーが多く、引き出しを増やそうと試行錯誤していたのが、今季は内へ外への躍動ぶり。的確に味方へ繋ぐ技術力判断力に、味方を助けるランニング
もちろんポジションを空けることなどなく、至恩を抑え込む対人守備もさすが。久々に見た彼は”上手くて堅実なSB”へときっちり進化していたのでした。目を離すとすーぐ進化してしまうので気が抜けません
ということで、おかえりなさいませ
城和 隼颯(群馬)
デカい!速い!が目立つけども地味に上手い!なCB。ホームでの対戦時、ボランチへのケアが甘くなってしまった途端に2トップ脇や間からパスを通されてしまったのが印象的。とても丁寧なパスでした
少し線の細さは感じたものの、まずは1シーズン戦い抜いたということで、さらなる伸びが楽しみ
チャン・ミンギュ(千葉)
力強い空中戦、安定感のある対応、機を見ての持ち上がりなどなどオールラウンドに磨きがかかったようなプレーぶり。怪我人続出の影響でボランチを任されるも中盤でボールを刈り取っていたあたりはさすがだった。なんでJ1行かないの!
橋本 健人(山口)
ポジショニングとサポートの鬼。3節の藤原奏哉とのポジショニング五番勝負は見ものだった。味方へのサポートポジションを的確に使い分け、前方のWG沼田を活かすように内へ外へと駆け抜ける
さらにボールを持っても蹴り足のアングルを変えて斜めにクサビを差し込むなどできることが多すぎる。ずるい。もっと羽ばたいていってほしい
MF
藤田 息吹(山形)
モンテディオ山形 山形スタイルは藤田&半田のダイナミズムあってこそ。半田の強みが相手ブロックを突き抜けるような力強さなのに対し、藤田は欲しいところにスッと駆けつける細やかな心遣い
自陣バイタルから相手陣のポケットまで痒い所に手が届くのは味方にとっては頼もしく、相手としては嫌らしかった。しかもそれをフルタイムでさらっとやってのけるあたりはスーパー
ハイネル(横浜FC)
こぼれ球を拾える、ルーズボールをマイボールにできる、中盤を広くカバーできるボランチの重要性を改めて感じた。非保持重視のスタイルへと舵を切った横浜FCの中盤で存在感を示し、好調に押し上げた立役者
突然FKキッカーになったり急に暴れ出してサウロ・ミネイロに宥められながら下げられたりと何かと楽しませてくれる選手でもあった。もっと見たいので日本に居続けてほしい
バスケス・バイロン(東京V)
トラウマその1。クロスに入り直してゴール前に飛び込み、オフサイドラインギリギリで飛び出して冷静に流し込めるフィニッシング技術。やられました
もちろん右ペナ角付近からのカットインもあるけど、ステップ踏んで横にずらしてからのクロスがあるのも◎。出るだけで期待感のある選手は楽しい
伊藤 涼太郎(新潟)
スペシャル・ワン。開幕直後から才能はビンビンに伝わってきたが、シーズンを重ねるごとに安定感を増し、最後はチームを牽引するパフォーマンス。なんなんだあの視野とボールタッチは
37節水戸戦の38分の敵陣ぶち抜きスルーパスはわけわからんかったし、40節仙台戦は圧巻の”This is 涼太郎”。いいもん見せてもらいました
木村 太哉(岡山)
そういえば去年も選んでました。好きだ好きだと言っていたら10節の対戦で徳元悠平との左サイドコンビに切り裂かれてしまいました。見たいけど見たくなかった。強気な仕掛けの姿勢はそのままに、昨季よりも力強さが増した印象
怪我だったりWGポジションがなくなったりで不完全燃焼だったと思うので来季こそもっと輝いてほしい
FW
エジガル・ジュニオ(長崎)
トラウマその2。いや凄いのは知ってたけど2戦ともスーパーなものを見せつけられたので。DFのタイミングをずらしつつもフィニッシュのインパクトのタイミングがドンピシャ。引き出しが多い。球蹴りが上手すぎる
嫌らしいを通り越して脱帽してしまう。日本のために植中朝日をもっと育ててほしかった…
クラブ
ロアッソ熊本
8節の対戦で怒涛の前プレ&連動した崩しに開始直後から驚かされ、どんなふうにチームを作っているのかと気になってしまった。勢いが衰えるかと思ったが、あのフットボールで駆け抜けたのは見事でしかなかった
来季は苦しいだろうと予想しつつも、やっぱり魅せてくれるんじゃないかと期待してしまう、そんなフットボールだった
[ 前の選考者 | 前年 | 一覧に戻る | 翌年 | 次の選考者 ]