レアル・マドリー 1-0 ラシン・デ・サンタンデール
監督 フアンデ・ラモス
フォーメーション 1-4-1-2-3
「今節は珍しいことがあった」
「マドリーとバルサの試合でのことやな」
「この2つで非常に似通ったゴールが決まった」
「決めたのはイグアインとエトー」
「今回はそれを見ていくとともに、それの持つ意味を考えてみようと思うわけや」
「意味とは大きく出たな」
「ちょっと勢いで言ってみただけやけどな」
「とりあえず見ていこうか」
「ええで」
「映像の出所はバルサがこちらで、マドリーがこちら(※リンク切れ)」
「下の写真では右がエトー、左がイグアインに対応している」
「まずゴールラインへ出たボールをディフェンスと追いかける」
「シュートフェイクから切り返す」
「相手はおいてけぼり」
「キーパー方向に向き直りながら」
「ニア方向に体を向けて踏み込む」
「インパクト」
「キーパーはニアに倒れる」
「シュートはファーに収まる」
「極めてよく似ている」
「こういうのも珍しいかもしらんな」
「そうかもしれん」
「これを見ると得点というものは、同じパターンで決まることがあるということがわかる」
「その辺の状況と技術の関係を整理して体系化できれば、いわゆる決定力不足の解消の役に立つのではないかと」
「まあそういうことやな」
「このあいだのインステップとインサイドの話と組み合わせれば、さらに点を取ることのできる範囲が広がると」
「まあそういうことやな」
「しかしあれやな」
「なんや」
「右側のキーパー、ラシンのトニョの倒れ方は気になるな」
「何が」
「ニアに倒れ過ぎやし、倒れ方が変やと思わへんか」
「そうかね」
「拡大するとこうなるねんけどな」
「ふむ」
「どう見ても変やろ」
「これはニアに動こうとして逆を取られて、しょうがないから左足を閉じて、せめてマタ抜きだけでも防ごうとしたのではないかね」
「ほんまかいな」
「たぶんな」
「どうもこの辺りでトニョは昔からあぶなっかしい印象が拭えない」
「まあ崖の上のトニョと言うくらいやしな」
「何の話や」
「何かあぶなっかしい気がするやろ」
「またわけのわからんことを」
「そんなこんなで」
「上のエトーとイグアイン、切り返しとシュートの打ち方がどのくらい似ているのか」
「それが次のページからありますので」
「興味のある方はご覧下さい」
「では」
「また次回」
「ご機嫌よう」
おまけ:マドリー対ラシン