ロナウドの準備動作について
ロナウドはボールが近い距離にある時、準備動作をはっきり行う
次の図では中央右下の黄色い選手がロナウドである。
中央上側で2人の選手がハイボールを競り合う。
軽く飛んで沈む準備動作が見られる。
次の例では、画面左上の黄色い選手がロナウドである。
ボールの接近に従い連続的に準備動作を行っている。
次の例はロナウドが小さな準備動作により、動き出すことが可能か否かに関するものである。
右側中央の黄色い選手がロナウドである。
コクの後ろに投げるフェイントに釣られ右に動き出している。
ここで最初に前へ動き出す準備動作は、十分に小さいものであると考えられる。
次は準備動作の見られない例を見る。
右下の黄色い選手がロナウドである。
下の図から方向を変えながら前に加速する。
足は前後に開いており、軽く飛んで両足を揃えるような動作は見られない。
おそらくロナウドはボールが遠く前方に十分なスペースがある状況では、あまり準備動作を行わないものと予測される。
その理由は、前方へ走りながらの急激な方向転換に自信を持っているためだと考えられる。
以下はその例である。
左端の黄色い選手がロナウドである。
キーパーのキックに対し、急激に方向を変えている。
ロナウドはボールが近い距離にある時、細かく準備動作を行う。
また動き出しは、十分に小さい動作で行うことができる。
推測として前方に十分なスペースがある時、直進しながら方向を変えようとする。
これを書くにあたって参考にしたのは1998年ワールドカップのブラジル対オランダ戦、96-97シーズンの5対4でバルセロナがアトレチコに勝ったコパ・デル・レイ、ロナウドがハットトリックを決めたバレンシア戦である。
これは予備動作を行わずに動き出すことがあるとすれば、膝を怪我する前の方が可能性が高いと考えたためである。
おまけ:下がりながら方向を変え前にダッシュするロナウド
前方へ走るロナウドのフォーム