選考理由(2023)



太古の森と漆黒の獣

個これまで担ってくれてきた選手達への労いを込めて選びました


GK

南 雄太(大宮)

高校選手権優勝、WY準優勝、J1J2通算724試合出場の日本を代表するGK。これだけの実績があるのにある「ミス」が最も印象的なプレイに上がってしまう、GKというポジションの悲しき宿命をある意味表しているレジェンド守護神
それでもJリーグを代表するGKの一人というのは異論が無いはず、お疲れ様でした


DF

太田 宏介(町田)

左SB:左脚から放たれる美しい軌道のキックから数多のチャンスとゴールを生み出した生粋のクロッサー、FC東京在籍時には明るいキャラクターで皆を楽しませてくれました、お疲れ様でした


茂庭 照幸(FC刈谷)

左CB:高機動型の地上戦のスペシャリスト、快速FWに対して抜群の効果を発揮したスプリントは今でも強い印象に残っている
プレイは勿論だがドイツW杯緊急招集、愛車の盗難からナンバープレートだけ戻ってくる等々の面白エピソードにも枚挙にいとまがない、M!O!N!I!WA!お疲れ様でした


平岡 康裕(愛媛FC)

右CB:抜群の身体能力を活かして清水、仙台で活躍、チーム事情に振り回され続けたが、その中でも奮闘していた印象が強い。お疲れ様でした


奈良 輪雄太(東京V)

右SB:JFLで結果を残し、トップリーグへの道を開いたサイドのスペシャリスト。横浜FMや湘南での印象が強い選手だったが、東京ヴェルディ移籍後はチームを支え続け、念願のJ1昇格を見届ける、お疲れ様でした


MF

小野 伸二(札幌)

CH:黄金世代、そして日本を代表する天才MF。色々な天才がいると思うが、ボールタッチに関してはこの選手の右に出る選手はいないと個人的に思っている
日本、オランダ、オーストラリア、数多のファンを魅了したシルキータッチは一生忘れることは無いだろう、ありがとう伸二、お疲れ様でした


パウリーニョ(松本)

CH:栃木での衝撃デビューから14年、まさか日本で選手生活を終えるとは想像もしなかったが、闘志溢れる熱いプレイとその人柄でどのチームでも愛された。今後もJリーグに関わってくれる様で嬉しい、お疲れ様でした


梁 勇基 (仙台)

CH:「ミスター仙台」説明不要のベガルタ仙台を代表するレジェンドはプロ生活をスタートした地でプロ生活を終える事になった、多くのファンに愛された10番は今後も仙台で語り継がれていくだろう、お疲れ様でした


田邉 草民(福岡)

CH:東京育ちのやんちゃなドリブラーはスペインの地を経て成熟したMFとして福岡の地でチームの初戴冠を見届けた
FC東京でデビューした時はまさかこういうプレイスタイルに落ち着くとは思っても見なかったが、なかなか出番に恵まれなかった中、福岡で良い監督と出会い活躍の場を得た、お疲れ様でした


FW

高原 直泰(沖縄SV)

FW:黄金世代を、そして日本を代表する点取り屋。世界も股にかけた流浪のストライカーは当時世界最高峰と呼ばれた守護神の無失点記録を破る衝撃のゴールを決めて見せた
代表では不運もありなかなか活躍が出来なかった、彼がいればドイツW杯の結果もまた違うものになっただろう、お疲れ様でした


李 忠成(新潟シンガポール)

FW:こちらも色々なチームを渡り歩き結果を残してきた傭兵ストライカー
広島時代に見せた矢を射るゴールセレブレーションが強く印象に残っているが、アジア杯決勝で見せた美しいボレーシュートが今後も語り草になっていくであろう、お疲れ様でした


監督

吉田 孝行(神戸)

今期のJ1優勝監督として選出というのもあるが、ここに至るまでの過程でヴィッセル神戸の苦境を幾度となく救ってきた火中の栗を拾う苦労人が、チームの初戴冠で遂に報われたという事で個人的に嬉しくもあったのでおめでとうございます


クラブ

アビスパ福岡

長谷部監督に率いられ、上がっては落ちを繰り返していたチームがJ1の曲者ポジションを獲得、ついにはチーム初タイトルを獲得した。今オフで選手が引き抜きにあうと思うが、来期も堅いチームスタイルを維持できるのか注目しています


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