2009/03/07 リーガ・エスパニョーラ 26節
ビジャレアル 1-0 エスパニョール
監督 マウリシオ・ポチェッティーノ
フォーメーション 1-4-2-3-1
「後半、1点負けているエスパニョールがデ・ラ・ペーニャを下げた場面やな」
「この変更は前回で見た通り、点が欲しい場合の常套手段になる」
「理論通りと」
「ちなみに、この試合ではトップでタムードが先発していた」
「これもペーニャとの相性を考えると当然で、前回の話の通りではある」
「青いエスパニョールは理屈通りなのではあるが」
「黄色いビジャレアルの方がおかしい」
「おかしいというか極めて不思議な形やな」
「トップ下のイバガサを、デ・ラ・ペーニャにマンツーにつけるのは良いとして、システムが1-4-3-1-2なのはちょっと異常やな」
「これまた前回の話にあるように、これだとサイドを呼び込む可能性が高い」
「エスパニョールは正にそのサイドが強い」
「特にネネーの左が強く、後半のビジャレアルはここからぼっこぼこにやられていた」
「戦術の基本の基本は相手の強い点に自分の弱い点を当てないことなのに、ビジャレアルはそれをやってしまっている」
「何でなんやろな」
「ペレグリーニは普段その辺りは非常に慎重な監督で、今回に限ってなぜこう組んだのか実に聞いてみたい」
「サイドを守ろうと思っても向いた選手がいないし、それならカウンターの反発力を残す形で組んだ方が良いということなんかね」
「そうなんかね」
「どうやろな」
「そんな疑問を残しつつ」
「また次回」