2009/05/16 リーガ・エスパニョーラ 36節
ビジャレアル 3-2 レアル・マドリー
監督 マヌエル・ペレグリーニ
フォーメーション 1-4-4-2
「さて」
「リーガは優勝も決まり」
「残るは順位争い」
「チャンピオンズやらUEFAやら降格やら」
「色々と興味深い」
「そのチャンピオンズ枠を狙うチームの1つである、ビジャレアルとマドリーの対戦」
「先発はこう」
「ふむ」
「ビジャレアルの方はピレスとイバガサの位置が珍しい」
「ピレスをエグレンの横で使うオプションはこれまで使う機会がありながら、ほとんど採用されたことがなかった」
「それをマドリー戦で先発から使った点は興味深い」
「今までやとイバガサが中、ピレスが左からトップ下というのが基本だった」
「マドリーはまあ、良くある布陣ではある」
「今回は中でも下の選手に注目してみようかと」
「ラスか」
「この試合でもまさに八面六臂の大活躍だった」
「チームは負けたけどな」
「例えば中盤の守備において1人で2人分働く姿が見られた」
「下の感じか」
「ボールを持った選手が、ラスに向かって進んでくる」
「十分に引きつけてから横パス」
「ラスはそれを追う」
「ボールを受けた選手は縦にドリブル」
「それを追って」
「からんで」
「潰す」
「実に素晴らしい」
「下の状況で1人」
「ここでもう1人」
「合計2人分の働きをしている」
「ちなみに上の話には続きがあって相手を潰した後、下のように進む」
「倒れたラスは」
「ボールに喰らいつき」
「頭で弾く」
「這ってでもボールに喰らいつくその執着心」
「非常に素晴らしいのではないかと」
「上のような例は別のシーンでも見られる」
「ピレスがラスへ仕掛けてくる」
「アウトで中へ切り返し」
「ラスは完全に逆を取られる」
「この辺り、ピレスはさすがの切れ味である」
「一度は負けたラスであったがそこから反転し」
「ピレスを追いかけ」
「ボールを掻き出す」
「これまた見事で、自分で自分のカバーリングを行い1人で2人分働いている」
「少なくとも1.5人分はありそうやな」
「ボランチの横に馬鹿みたいなスペースを残しやすいマドリーにとって、非常に大きな存在であることがわかる」
「彼が来る前と後の成績にもそれは表れている」
「以上のような形で、ラスが守備に効くことは広く知られている」
「確かに」
「この試合ではそれに加え、パスの面でも非常に興味深かった」
「という点についてはこちらにて」
【蹴球計画】より ※この内容は蹴球計画のミラーサイトとして作成しています。詳細についてはこちら。