大分トリニータ 0-3 名古屋グランパス
ピックアップ 32' マテウス(名古屋)
マテウス選手の相手を動かすボールの置き方。
ポイント:どうやって相手を動かす?
マテウスが股抜きをして相手を交わすシーン。あれには受動的なプレーをする事で、相手を動かす基本が隠れています。大事なのは股抜きする前の数秒間。
マテウス選手はボールに触らず、相手にボールを晒しておく時間を作っています。
ここで相手にボールへアプローチできるかもと思わせる事が受動的な仕掛けに必要な事。案の定食いついてきた相手の股を抜きクロスへ。
もし食いつかなければ下げることもできるので、良いプレーでした。
さらに細かい部分で言えば、こういった相手の反応を引き出す受動的なドリブルはすぐに反応できるかが大事なので、このシーンでもマテウス選手はステップを細かく踏み、すぐにターンし走り出せるように準備してます。ここも大切。
さすがドリブラーという抜け目のない駆け引きでした。
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