ブラジル 2-1 コロンビア
監督 ホセ・ペケルマン
フォーメーション 1-4-2-3-1
「何だかんだで、大国バンザイ的な準決勝になった今日この頃」
「いつも通り遅れ気味にブラジルーコロンビアなどを」
「何というか」
「こう」
「色々と荒れた試合だった」
「まずは荒れる予告編から」
「オスカル、ハメス・ロドリゲスを空中で吹っ飛ばすの巻」
「この流れだと、どう考えてもボールと相手の両方が目に入る」
「にも関わらず止まる気配もなく体当たり」
「これは予告編だけに、まだまだかわいい」
「次は本編」
「フェルナンジーニョ、ハメス・ロドリゲスを刈り倒すの巻」
「これはねーよ、というファールではあるが」
「イエローなど出ない」
「接触の拡大図はこちら」
「ありえんな」
「実に見事なレイトチャージ」
「わざわざ相手の方向に身体を移動させて当たりに行っている」
「繰り返すとこれでもイエローは出ない」
「ブラジルのホームだけに大目に見たものと思われる」
「これがきっかけとなり、試合は審判のコントロールから離れていく」
「以上2つのファールにお怒りになったハメスは次の行動に出る」
「空中にいる相手の腿をすくってひっくり返す」
「危ないな」
「普通ならイエローが出てもおかしくないが当然出ない」
「そりゃ、フェルナンジーニョを見逃してこれにイエロー出したら、あいつブラジルから金もうとんちゃうんかという話になる」
「そして次」
「ダビー・ルイス、イバルボにぶちかますの巻」
「この頃になるともう試合はイケイケで、イエロー出えへんしやっとかな損やで的な雰囲気を感じる」
「次はコロンビアの番」
「ネイマール、カルロス・サンチェスから逃れられないの巻」
「ボールをスルーして別方向に動いているのに、守備は止まる気配がない」
「ブラジルが止まらない以上、コロンビアも行くしかない」
「うちらもブレーキ壊れてまっせ」
「そんな殺伐とした雰囲気の中、やや毛並みの違うファールが」
「最初、マルセロは芝がはげて転ぶ」
「その後は赤い選手の動きから察するに、マルセロが手で相手の足を刈っている」
「これはさすがにイエローを出さなあかんやろ」
「今日の俺達にそんなものは関係ないとばかりに試合は続く」
「ここまでくるともうあかんわ」
「これでもイエローは出ない」
「これ、フッキの足が浮いてる時に蹴ってるから怪我してないだけで、無茶苦茶に危ない」
「足に体重がかかっている時に、膝に横から力を加えると簡単に壊れる」
「本当に弱い力でも、びっくりするくらい簡単に壊れる」
「もしフッキの左足に体重がかかっていたら軽くて内側5週間、重くて内側前十字半月板で半年、最悪選手生命の危機」
「そこまでいくんか」
「多分いくで」
「とにかく危ないので」
「良い子のみんなは絶対に真似しないでね」
「でもワールドカップは別腹」
「おいフェルナンジーニョ、いい加減にしろ」
「やられたハメスならずともそう思う」
「だから危ないっちゅうねん」
「手をつきそこねると手首から肩にかけて捻挫、脱臼、骨折何でもいける」
「これもイエローなし」
「最初のフェルナンジーニョと次のハメスで出さなかった以上、それ以後もこの程度では出せない」
「もう戻れはしない片道切符」
「後半になっても話は続く」
「面倒なのでブラジルファールをつらつらと」
「後ろからハメスをいっちょあがり」
「次も後ろから」
「マルセロさんやな」
「次はフッキさん」
「どんどんいこう」
「バックチャージが大流行」
「流行には乗り遅れたらあかん」
「これは時代遅れの前方からのファール」
「何か、前からやってる分だけましに見えるのは気のせいか」
「どう見ても、ダビー・ルイスは意図に体当たりしてんねんけどな」
「これがやさしいファールに見えて来たらだいぶ末期やな」
「何か普通ちゃう」
「相手の足の間に足を突っ込んでこかしても普通か」
「何かもうようわからんわ」
「こんなん、たいしたことないな」
「そんな気がするわ」
「以上、ずいぶんファールについてイケイケな試合であったことがわかる」
「で、以上のファールを見れば今回のブラジルの設計が分かる」
「かもしれない」
「というわけで次につづく」
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