アトレチコ 3-2 ビジャレアル
監督 マヌエル・ペレグリーニ
フォーメーション 1-4-3-3
「最近何かと事件の多いリーガではあるが」
「まずはアトレチコ対ビジャレアルから」
「注目の試合やな」
「先発はこう」
「うむ」
「うむ」
「うむとしか言いようがない」
「ビジャレアルの布陣は自殺行為やな」
「そうなんやな」
「前回も見たように1-4-3-xで組むと、相手のサイドを呼び込みやすい」
「下の形やな」
「この時は、ネネーにぼっこぼこにやられた」
「アトレチコはネネーの場所にシモンがいる」
「おまけに後ろからフォローするアントニオ・ロペスは、ダビー・ガルシアより恐い」
「さらには右のマキシとハイティンハも、エスパニョールよりはるかに恐い」
「つまり下の形で絶対にぼっこぼこにやられるはずである」
「システムの相性として非常にまずいということは、誰にでも想像がつく」
「おまけにサイドの強さにおいてリーガでトップを争うアトレチコが相手となれば、なおさらである」
「それで実際はどうだったかというと」
「下のような結果になった」
参照:www.as.com/futbol/partido/Atletico-Villarreal-0289002700020042(※リンク切れ)
「たまに登場する、asの流れ図やな」
「基本的に点が沢山、それも上部に沢山あるチームが攻めていたと思っていい」
「前半を見るとビジャレアルの点が3個に対してアトレチコは19個」
「ぼっこぼこもええとこやな」
「シュート数はビジャレアルが2でアトレチコが12」
「まさにぼっこぼこと言っていい」
「ところが得点はビジャレアルが1点リードして終わる」
「摩訶不思議というか何というか」
「しかしペレグリーノは何を考えているんやろうな」
「どう考えてやられるし、実際にも滅多打ちだった」
「サイドを甘くして、おまけにそこにカニを置いたら持たんで」
「何か最近、新しいバランスを模索しているように見える」
「しかし、ここ二試合を見て上の形に未来がないのは明らかだと思うが」
「今までのようにブルーノを入れた後の形だと、この先チャンピオンズも含めて苦しいという判断ではないのかね」
「まあ苦しいのは苦しいけど、前半の調子でやられたら普通、絶対に打ち負けるやろ」
「この試合もディエゴ・ロペスが不可能を可能にするセーブを見せてなかったら、えらいことになってたはずやしな」
「カシージャスを思わせる、見事なプレーぶりだった」
「カペッロが気に入っていたというのもうなずける」
「彼はイケルよりディエゴ・ロペスを評価していた、という噂もあるくらいやしな」
「そのイケル・カシージャスだが」
「なんや」
「近頃挙動がおかしい」
「確かにアスレチック戦でも変なセーブで失点していた」
「飛び方自体、変やな」
「まあ、これはその前にジェステと喧嘩をして、そのことで上の空だったからミスをしたのだろうと言われている」
「それもあれやけどな」
「まあ、あれやな」
「血相を変えて30mダッシュでジェステに文句をつけに行く、という時点で精神的にバランスを崩していると言えるねんけどな」
「カシージャスは我慢に我慢を重ねて、それが限界の限界を越えると精神的にばったりと倒れることがある」
「そうなるとマドリーの失点が途端に増える」
「はたして今後どうなるか」
「注目というところで」
「今回はこの辺で」
「ご機嫌よう」
「個人技編はフンテラールのインステップからインサイドに変えるシュートや、ここ最近の試合からキックに関するものを集めてありますので」
「よろしければこちらからどうぞ」